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2011年8月23日火曜日

【特集】ベンゲル監督が補強しない(できない)本当の理由

それはベンゲル監督とアーセナルの実質的な支配者であるオーナーのCEO(最高経営責任者)であるイヴァン・カジディス達との関係である。

Football Networkがアーセナルがこの6年間でアンリ、フレブ、フラミニ、アデバヨール、トゥレそして最近ではキャプテンのセスクと名立たるビックプレイヤーを放出する事態となったのはベンゲル監督のせいではないと報告している。

ベンゲル監督は現在選手の給料上限が週給6万ポンド(900万円)までとなっているアーセナルの厳格な賃金構造を変革させることに努力していたが、フロントはそれを取り合おうとせず、市場にでている安価で若手選手で穴を埋めるように取り組んでいた。
アーセナルのアカデミー出身であるイングランド代表左SBのアシュリー・コールがチェルシーに出ていった年に、ベンゲル監督が「わずか200万ポンドのために世界最高の左サイドバックを失ってもいいのか」とフロント側に激怒したニュースを覚えているファンも多いだろう。
しかしベンゲル監督でさえ選手と同じくフロントから雇われている立場であることは事実である。

実際にアーセナルはここ6年間無冠が続いておりスポーツとしては成功を収めたとはいえないが、経営的には2011年の世界のフットボールクラブ総収入ランキングで5位となっており、今季からはチケット価格を値上げしプレミアリーグで一番の高額のチケットとなったにもかかわらず、エミレーツスタジアムは常に6万人の満員のファンで埋め尽くされている。(以前の記事参考

さらに報告によるとこの夏初期にワールドクラスの中盤の選手を獲得しようと熱心だったベンゲル監督だが、そのようなプレーヤーが上限が週給20万ポンドとなっているアーセナルに喜んで来るとは考えられにくい。
実際にアーセナルの選手の中でこの上限以上の年俸をもらっていたのは昨季では唯一セスク一人だけでそれでも週給8万ポンド(年俸約5億円)となっていた。実際に2011年1月時点での世界の年俸ランキングにTOP20に入っているアーセナルの選手は一人もいない。また、この5年間で欧州の主要なクラブがどれだけの人件費がかかっているのを示したグラフではアーセナルはセビージャやバレンシアよりも少ない金額しか掛けていないことが分かる。

また現在獲得が噂されているCBスコット・ダンやゲイリー・ケーヒル等の選手にも、彼らの現在の年俸とほとんど変わらないオファーをフロント側は提示しようとしている。しかしベンゲルは、どちらもプレーヤーがチームのクオリティ向上させるために十分でないと感じており、彼は世界クラスのプレーヤーの獲得をするようボード側に訴えているという。

例えば、セスクの代わりとしてベンゲルが獲得を画策していたスペイン代表MFマタはチェルシーへの移籍が先日発表された。移籍金は約30億円と推定されており、アーセナルの近年の動向から考えてとても払おうとする金額ではない。

先週リバプールに敗戦したアーセナルにはさらなる批判が殺到しており、そのターゲットはベンゲル監督となっている。アーセナルはあと1週間と迫っている移籍期限の前になんとしてもファンを納得させるだけの選手を獲得しなければ、フロントにまで批判が回ってくる可能性も否定できないだろう。

http://football-talk.co.uk/35560/revealed-the-reason-arsenal-arent-making-any-new-signings%E2%80%A6/

1 件のコメント:

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