リーガ・エスパニョーラ 第6節、バルセロナ 5 - 0 アトレティコ・マドリード

9/24 22:00K.O.（日本時間翌5:00）
バルセロナ	5 - 0	アトレティコ・マドリード
ビジャ 9'	1 - 0
OG(ミランダ) 15'	2 - 0
メッシ 26'	3 - 0
メッシ 78'	4 - 0
メッシ 91'	5 - 0
バルセロナ： V･バルデス；ダニエウ・アウヴェス、ブスケッツ（53分ピケ■）、マスケラーノ、アビダル（81分マクスウェル）、ティアゴ・アルカンタラ、シャビ、セスク（72分Se･ケイタ）、ペドロ、メッシ、ビジャ アトレティコ・マドリード： クルトワ；L･ペレア■、ミランダ、ゴディン、アントニオ・ロペス、マリオ・スアレス（46分サルビオ）、ガビ、ティアゴ（80分アドリアン・ロペス）、レジェス（46分アルダ）、ジエゴ、ファルカオ・ガルシア

２４日に行われたリーガエスパニョーラ第６節、バルセロナ対アトレティコ・マドリーの一戦は、ホームのバルセロナが５－０で勝利している。

雨が降る中、カンプ・ノウスタジアムに好調を維持するアトレティコを迎えたバルセロナの選手たちは、序盤から躍動する。７分、シャビのパスを受けたビジャが、ＰＡ内でアトレティコＤＦを１人かわし、冷静に流し込んで先制点を奪った。

バルサは１３分、加点に成功する。シャビが出したメッシへのパスに、オフサイドポジションにいたメッシではなくペドロが反応してアトレティコＤＦを欺くと、ペドロが再びメッシに渡す。ＧＫクルトワが飛び出してメッシと交錯して一旦は防いだが、こぼれ球がゴディンに当たりＯＧで得点した。

バルサの勢いは止まらない。２４分、右サイドで珍しく自らスローインしたメッシが、ペドロのリターンを受けると、再びペドロとのワン・ツーで中央に切り込む。ＰＡ内に侵入すると、すかさず切り返しで２人を置き去りにし、左足でニアサイドを割ってゴールを奪った。バルサは３点をリードして前半を終える。

後半開始からアトレティコはレジェス、マリオ・スアレスに代えてアルダ、サルビオを投入した。この交代とハーフタイムの指示で秩序を回復したアトレティコはピンチを防ぐことに成功するが、レジェスの突破力を失ったことが響いて攻撃に爆発力がなくなった。

バルサは５４分、負傷から復帰したピケをブスケッツに代えてピッチに送り込んだ。その後、シャビのゲームオーガナイズが冴え渡り、それによりメッシ、セスク、ビジャが攻撃に専念して幾度かアトレティコＤＦ陣をヒヤリとさせるが、ネットを揺らすことなく試合は進む。

後半の見せ場は７０分に訪れた。アトレティコのＦＫをバルサＤＦがクリアすると、そのボールを拾ったメッシが自陣からドリブルを開始する。１人かわしてスピードアップしたメッシは、アトレティコ陣内で数人を抜き去りＰＡ付近まで独力で切り裂いた。最後はペレアにファウルで潰されたが、伝説の５人抜きを彷彿とさせるシーンを演出した。

エンジンのかかったメッシを、アトレティコに止める術はなかった。７７分、一度はアトレティコ守備陣にクリアされたこぼれ球を拾い、ゴールに一直線でドリブルで向かう。中央で２人をかわしながらドリブルで左に流れ、左足を強振するとグラウンダーのシュートが逆サイドに決まった。

アトレティコが意地を見せたのは８４分だった。スルーパスに抜け出したアドリアンが、ＧＫバルデスと１対１に。アドリアンが足先でかろうじて触れた球は、ＧＫバルデスの足に弾かれて得点には至らなかった。

後半ロスタイム、メッシがバルサのお祭りを仕上げた。ドリブルで中央に向かい、ビジャとのワン・ツーでアトレティコＤＦを振り切ると、またも左足でＧＫクルトワの股を抜くシュートを鮮やかに沈めてハットトリック達成となるバルサ５点目を決めて見せた。

バルサはホームで第４節のオサスナ戦に続いて、５得点差以上をつけて大勝している。降雨の中、カンプ・ノウスタジアムに足を運んだファンは“メッシ・ショー”を大いに楽しんだようだ。