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2012年1月30日月曜日

イタリアの名門ラツィオに移籍合意した本田、注目のデビュー戦は2月1日ホーム・ACミランか

CSKAモスクワのMF本田圭佑(25)が、イタリアの名門ラツィオに移籍することが
28日、決まった。ラツィオと本田側は既に条件面で合意していたが、移籍金の額に関しても
クラブ間交渉で合意。本田は同日、ローマ市内でラツィオのロティート会長と会食した。
EU圏外選手枠が空き次第、正式発表される。エドアルド・レーヤ監督(60)も歓迎の
意向を示すなど、ラツィオ側の受け入れ態勢も整い始めている。

本田は、既にラツィオの一員と言っていい。ラツィオとCSKAモスクワのクラブ間交渉が
28日までに合意したことを受けて、本田はリハビリを行っていたバルセロナからローマに
入り、市内でラツィオのロティート会長と対面。ランチを食べながら、クラブの将来に
ついて話し合った。

イタリアの報道によると、移籍金1400万ユーロ(約14億円)の完全移籍で本田に
支払われるのは年俸200万ユーロ(約2億円)+出来高、さらに肖像権も与えられる見通し
という。契約期間は12年2月1日から16年6月末までの4年半。背番号は希望通りに
10となる見込みだ。メディカルチェックを受けた後、ラツィオのEU圏外選手枠が空き
次第、正式発表される。

ラツィオはセリエA2度の優勝を誇る強豪で、今季の布陣も各国の代表クラスをそろえ、
前節まで5位につけている。本田は、ブラジル代表エルナネス、イタリア代表レデスマらと
中盤のポジションを争うが、レーヤ監督は本田を高く評価していることを明かした。

アウェー・キエーボ戦(29日)の前日会見で「交渉については分からない」とした上で
「本田は国際レベルの選手だ。クオリティーの高い選手が来るなら歓迎しよう」とコメント
したのだ。

CSKAモスクワでは起用法をめぐりスルツキ監督と対立し、ベンチから外される経験も
しただけに、指揮官の高評価は大きなモチベーションにつながるはずだ。CSKAでは今季
欧州カップ戦に出場していないため、ラツィオが参戦する欧州リーグにも出場できる。

昨年9月に手術を受けた右膝は「かなり良くなっている」(リハビリ施設関係者)とされ、
負荷のかかる山道でのランニングも行っている。膝の不安が消えただけに、注目のデビュー戦
は早ければ2月1日のホーム・ACミラン戦になる。待ちに待った欧州主要リーグの舞台で、
日本の誇るレフティーが再出発する。

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