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2012年2月22日水曜日

チャンピオンズリーグ ベスト16第1戦、CSKAモスクワ 1 - 1 レアル・マドリード

CSKA対マドリーは1-1ドロー、本田は後半途中から出場





21日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、CSKAモスクワ対レアル・マドリーは1-1のドローで終了した。CSKAの本田圭佑は、後半途中から出場を果たしている。

モスクワでの試合の通算成績が1勝4敗2分けと、これまでも極寒と人口芝というコンディションに苦しんできたマドリー。試合前に報じられたトリボテ(3ボランチ)ではなく、普段の4-2-3-1、さらに右サイドにカジェホンを置く布陣でこの一戦に臨んだ。一方のCSKAは、負傷明けの本田をベンチに置いて欧州を代表するビッグチームを迎え撃った。
マドリーは立ち上がりからCSKAの激しいプレスを受け、7分にシェンニコフにこの試合初のシュートを許すなど苦戦。15分にはベンゼマが負傷し、モウリーニョ監督は代わりにイグアインを投入する。初の決定機を迎えたのは17分。素早い連係からイグアイン、ケディラと立て続けにシュートを放ったが、どちらもGKセプクゴフスに阻まれた。

決定機を迎えても、なお勢いに乗れないマドリーだったが、28分にクリスティアーノ・ロナウドが停滞する状況を打破。エリア内右に侵入したCR7は、トシッチがクリアし損ねたコエントランのクロスを、左足のダイレクトシュートで豪快にネットに突き刺した。リードを得た後にはCSKAの反撃を受けたが、無失点で前半を終える。
後半、前に出てきたCSKAを相手にショートカウンターで応戦するマドリーは、カジェホンがチャンスを迎えるものの決め切れない。対するスルツキ監督は、68分に本田をアルドニンに代えてピッチに立たせた。ボランチの位置に入った本田は、70分に得意のフリーキックからゴールを狙ったが、これはGKカシージャスの正面に飛んだ。

一方のモウリーニョ監督は75分にカジェホンに代えてカカーを投入。直後にコーナーキックからセルヒオ・ラモス、最終ラインを突破したC・ロナウドと決定機を迎えたが、どちらもセプクゴフスの好守に遭った。対して、1点差のまま食い下がるCSKAは、80分に本田が今度は右サイドのフリーキックからゴールを狙うもカシージャスのパンチングに阻まれた。
「ゴール前でクリスティアーノ(・ロナウド)に対するファウルがあったが見落とされた。あれが取られていたら楽な展開になっていただろう。少しイライラする試合だった」

監督にとってはフラストレーションの溜まる試合となったようだが、「1-1は悲しい結果ではない。この結果は甘い味わいのものではないが、もちろん悲観すべきものでもないだろう。昨年の予選でリヨンに引き分けたが、結局は予選を突破している。我々はホームで勝つことができる」と次戦の勝利に自信を見せている。

「トーナメント戦では2戦目が重要となってくるし、それは1戦目とはまた違ったものとなるだろう。今回は相手は引き分け狙いできていたけど、最終的に(マドリーが先制して)全力を出してゴールを狙い続けてきた」と、ゴールを奪ったことでモスクワのプランが変わったこと、このアウェーゴールがセカンドレグに大きな影響を及ぼすことを示唆している。
選手の起用法にも触れたモウリーニョ監督は、「私は(ラウール・)アルビオルを最良のオプションだと見ていた。なぜならば相手には2メートル近い選手がいたからね。彼のパフォーマンスは良く、私を満足させてくれた」と口にしている。 

マドリーは84分、C・ロナウドがエリア手前からシュートを放つも、これはわずかにゴール右に外れた。その後マドリーはエジルをアルビオルに代え、本田がリズムを刻むCSKAの攻撃を抑えにかかる。だが93分、ジャゴエフのフリーキックからエリア内が混戦となり、最後はバーンブルームが押し込んでCSKAが同点に追いつく。結局1-1で終了を迎えた。

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