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2012年3月21日水曜日

宮市亮について、アーセナル・ベンゲル監督 「アーセナルでもレギュラーになれる、すぐそこまではきている」

先月29日に行なわれたW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦では、海外組をそろえながら
ホームで0-1の敗戦を喫したザックジャパン。すでにグループ2位以上が確定していたとはいえ、
最終予選へ向けてやや不安の残る試合内容となった。

その矛先はザッケローニへも向けられた。攻撃の形がなかなかつくれなかったことが最大の
理由であるが、その打開策にもなりえた初召集の宮市亮(ボルトン)に出場機会を与えなかった。
宮市は試合後、「正直、自分が入ったら何か変えられるかなと思いました」と、悔しさの
にじむコメントを残している。

現在、プレミアリーグで評価が急上昇中の宮市は、中京大中京高時代、プレミアリーグの名門
アーセナルの練習に参加した。そこでアーセン・ベンゲル監督の目に留まり、2011年1月、
アーセナルに入団する。就労ビザの関係でフェイエノールト(オランダ)でプレーすることに
なるが、ここでの活躍も認められ、今季はアーセナルに引き戻された。

若手の才能を発掘することでは世界一ともいわれるベンゲルは、宮市についてこう語っている。

「リョウのいいところは、走り出すタイミングの良さだ。いつ、どこに行けばいいかを
理解している。それはとても大事なことで、彼はスピードの使い方を知っている知的な選手なんだ。
そして献身的でもある。ほかの日本人がそうであるように、彼もまた真摯に仕事に取り組むタイプ。
トレーニングでもそれが表れている。アーセナルでもレギュラーになれる、すぐそこまではきている」

6月から始まる最終予選では再び召集される可能性が高い。サッカーライターの杉山茂樹氏は、
宮市の起用をプッシュする。

「日本にはこの20~30年いなかった本格的なサイドアタッカーです。縦への推進力はすでに 
現在の代表の中でナンバーワン。そして若くからフェイエノールト、アーセナルといったクラブで
しっかりした教育を受けているから、自分が今、何をしなければいけないかがわかっている。
自分の”好み”のプレーに走りがちな選手が多いなかで、異質です。それが日本代表になんとなく
漂っている閉塞感を打ち破る可能性もある。僕は早く使うべきだと思います」

あとはザッケローニの決断を待つばかりだ。 

http://sportiva.shueisha.co.jp/contents/shueisha_magazine/2012/03/20/2030/  

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